輸血

3回目の抗がん剤治療を終え、吐き気や倦怠感など、お馴染みの副作用に加え、今回は貧血に苦しんだ。

ただ歩いているだけなのに、たった10m程で酷い息切れと動悸。入院すると、抗がん剤やるとここまで体力落ちるのか...と思っていたけれど、大きな要因は貧血だった。それだけでなく、椅子から立ち上がった時や、寝ている最中に(！)酷い頭痛が起こるように...骨髄抑制は終わったはずだったのだけれど、身体中に酸素を運んでくれるヘモグロビンの戻りが悪かったそう。一般的な女性で11〜16あるところ、なんと私は5しかなかったという。そりゃしんどいよ。というわけで手術前の入院期間を使って輸血をすることになった。輸血の話は前々から先生がしてくれていたけれど、もう少し先にこういうこともあるよって程度だったので、まさかこんなに早くやらなきゃいけなくなるなんて...これを2パック。4回分？と言っていたような。輸血用の血液は献血で調達されているんだよな。何処かの貴方、ありがとうございます...

さて。輸血も無事終わり、土日は外泊許可が出ていたけれど、コロナが怖くて外泊を中止した...

病院では原則面会禁止になっていて、手術を受ける際ですら、来られるのは1名だけ。そこまで厳しい状況なのかと衝撃を受けた。外泊と言っても首都圏では外出自粛要請が出ているし、自宅に帰るだけでどこも行く予定はないけれど、行き帰りだけでもリスクは結構あるもんね...とも思い。先生も許可は出してくださったけれど、うーんって言いながらだったし、看護師さんも賛成できないと言っていたし...おうち大好き人間なので(あと病院いると抗がん剤が悪い思い出すぎて精神的に具合が悪くなってしまう)、正直ものすごく帰りたいし残念すぎるけれど、スタッフの方々が何度もカンファレンスをして手術の日程も調整してくださったのをたった2日家に帰りたいなんて我儘でふいにするとか、冷静に考えたらありえないわ...こわ...うん。病院で大人しくしていよう。となった。

幸い、手元にはSwitchと試験勉強の参考書があるので退屈はしなさそうだけど、最近気分の落ち込みがひどく、何をするにも気力が起きないのが悩み。うーん。

29日、雪が降っている。都内でも積雪するらしい。雪の中、帰ってくるのは大変だったろうから、おこもりさんで正解だったね。