鼓動、千々に

闘病記。あした天気になあれ。

定期MRI

抗がん剤放射線治療の影響で、卵巣の機能がほぼ停止しており、機能の回復の可能性もあまりないとのことで、外から女性ホルモンを補充する治療を開始した。その名も、メノエイドコンビパッチ。500円玉大のシールを下腹部に貼り、3日に1回取り替える。それだけ。皮膚が弱いのでかぶれたら嫌だなあと思っていたけれど、今のところそれもなし。右と左で交互に貼っているおかげだと思う。メノエイドコンビパッチを使い始めて約2ヶ月が経過していて、初めの1ヶ月は特に変化がなかったが、このところ1週間おきに不正出血が起こっている。しかもただ血が出るのではなく、なんらかの症状を伴って起きるのでとてもしんどい。1回目は胃から腸にかけての腹痛(下腹部じゃないんかいと思った)、2回目は高熱と手術創の腫れ・痛み、3回目は夜中から明け方にかけて呼吸が難しい程の背中の痛み。謎の不調→出血という流れなので、血が出てはじめて、ああ不正出血のせいなのねと理解する。それまでの間がとても怖い。特に直近の背中の痛みはかなり強くて、寝返りすらつらいほどの痛みだった。検索をすると内臓疾患ではと出てくるし、お世話になっている接骨院でも骨や筋肉に大きな異常はないと言われる始末。ああ、MRI検査は良くない結果なのかな...気持ちはどんどん落ち込むばかりだった。
病院に着いて、いつもなら採血があるのにオーダーが入っておらず看護師さんに尋ねると、私はもう治療中ではないので毎回血を取る必要はないらしい。ああ、内臓に心配があるから今日は取って欲しかったな...と思いつつ、大人しくMRIの受付へ。MRIは何度経験してもあの騒音に毎回驚いてしまう。なにがどうなってあんな音が鳴っているのか。もうちょっとどうにかならないのか...と考えているうちに寝てしまった。いや寝たんかい。よくあんなうるさい空間で眠れたなと思う。それほど疲れが溜まっていたのかな。MRIの結果は特に問題なし。でも、原発巣の狭い範囲しか撮影していないので、背中の痛みについては解明できず。ただ背中の痛みは心配ですよねということで、次の日全身CT検査を受けることになった。いつもお世話になっている病院は10月まで予約が埋まっていて、提携している病院なら明日すぐ受けられるとのことで、検査を受け、結果を持っていって診察という流れだった。
CT、MRIと比較するとえらくライトな検査だなあなんて思いながら検査終了。その場で放射線科の先生の話を聞く。卵巣嚢腫が5mmほど大きくなっているくらいで異常はなし。背中の痛みにつながるようなものは何もないとのこと。その後の主治医の話も同じだった。お手上げですね、と軽く笑われて少し頭にきた。あまり相性が良くない...と思ったけど一旦そちらに思考が傾くと良い方に行くことはまずないので、考えるのをやめた。原因が分からないのは腑に落ちないけど、異常がなかったことを喜ぶことにしようと思う。
大動脈に若干の血栓があるとのことで、次の来院時に循環器内科を受信することになった。各科によって診察の曜日が決まっていて、骨軟部と循環器、MRIやCTを兼ねられる日が全くない。MRIやCT検査は随分先まで埋まっていて、結果今日と同じところで、土曜日に受けることになってしまった。病院に行くための調整に仕事を調整するのも限界があるし、本当にやってられない。ここまで苛立ったのは久々のことだ。更に、お願いした診断書にも不備があって(しかも対応が本当に不誠実だった)頭がどうにかなりそうだった。重なる時は重なるんだなあ...
病院にはお世話になってばかりだから良い患者で在りたいと思っているけれど、限界があるよなあ...と感じたのでした。

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それでは、また。