鼓動、千々に

闘病記。あした天気になあれ。

定期CT検査

前回の診察から2ヶ月が経った。しかし、正確にいうと経過したのは1ヶ月だ。職場復帰した直後、大きく体調を崩した。全身の痛み、高熱、吐き気等...そのうちお尻が真っ赤に腫れ、座っているのもままならない状態になった。手術したところに水が溜まっていて、そこにバイ菌が入ったのではないかという診断だった。普段であれば抵抗力でどうにかなったのかもしれないが、復帰直後で相当な疲れがあったので対応しきれなかったのだと思う。処方された抗生剤を飲んだらすっかりよくなった。月曜日は診察日ではなかったにもかかわらず(休日受付に電話したら月曜来てくれって言われたからさ...)診察してくれた先生に感謝。

しかし、そのあと同じような症状を何度か繰り返した。腫れる場所は手術痕だったり足首だったりと様々だったが、弱っているところにでるのかなあなんて思ったりした。手持ちの抗生剤も底を尽きたので、次の診察の時に相談しよう、などと思っていた。そうこうしているうちに、定期的なCT検査の日がやってきた。

はじめは婦人科。抗がん剤放射線治療の影響で卵巣の働きがほとんどなくなってしまったとのこと。確かに治療を始めてから1度も生理が来ていない。抗がん剤放射線もハードだったので、生理がきていたらと想像するだけでゾッとする。抗がん剤でただでさえ吐きそうなのに生理痛まで?放射線で焼け爛れているところに生理の血の海?無理すぎる。治療を終えてからも生理がないことはとてもハッピーだったりするのだけれど、このままとはいかないようだった。ホルモンがうまく分泌されないと、骨粗鬆症になったり、他にも色々問題があるそうだ。ということで、ホルモンが配合されているテープを処方してもらった。3日に1回貼り替えるらしい。場所はお腹付近であれば割と自由ということで、肌荒れの心配もなさそうだ。服薬という方法もあるにはあるらしいが、吐いちゃったりすることがないとも言えないので(そのあたりはピルで経験済み。ものすごい恐怖だった)、テープにしてもらった。しばらくは不正出血の心配があるらしい。とりあえず1ヶ月、様子を見てみましょうねということだった。

次は放射線科。なんでも放射線治療から11ヶ月が経過したそうだ。約1年。「時間が経つにつれ、再発の可能性は下がっていきます。まずは1年、良い形で迎えられましたね」とのことで嬉しい。定期的な通院は10年先まで続くと聞いているので気が遠くなるが、それでも最初の一歩はあるわけで。3月に撮ったMRIを見ながら、傷口周りが炎症を起こしていると説明を受ける。普段は免疫で炎症を抑えているけれど、それが何らかのきっかけで弱まると、炎症がブワッと盛り上がるんだそうな。復職直後から苦しめられているのはこれが原因なんだろうとのこと。放射線的には幸い、あまり何をするということもなく、次の診察は半年後。

次はCT。造影剤の注射で初めて失敗される。嘘だろ。このために採血は左でしたというのに。

最後は骨軟。CTの結果は異常なしで一安心。お守り的に抗生剤を貰っておしまい。次は2ヶ月後のMRI検査。


というわけで、ほぼ半日かかっての受診でくったくた。でも、何事もなかったのは本当にありがたいことで。願わくば、このまま健康な日々が続きますことを。


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それでは、また。