鼓動、千々に

闘病記。あした天気になあれ。

放射線治療 終了から2週間後

ようやく、ようやく皮膚炎の痛みと痒みから解放された。詳しく言うと、まだオキシコドンのお世話にはなっているものの、それを超えてくる痛みや痒みは、ほとんどなくなった。苦痛なく排尿できることが、どれだけ幸せなことか...肛門はまだ万全とは言えないものの、なにより皮膚炎の改善したことと、マグミットを2錠に増量したことで、コロコロカチカチの便はヘドロ状へと変化、2日に1回のお通じ(1日のインターバルがある)で、ダメージを抑えることに成功している。鼠蹊部の皮剥けも、肉丸出しだったのが薄皮が張ってきて、古い皮膚がボロボロと落ちてきている。あんなにどろどろに溶けていた陰部がこの速さでここまで綺麗になるなんて、と回復の速さに驚く。手術によってできてしまった潰瘍はまだ凹んでいるけれど(これは回復が遅すぎる)、だいぶ盛り上がってきている。滲出もないので、特別なケアも徐々に必要なくなってくるだろう。嬉しい。

予定通り、来週から抗がん剤治療が始まることになった。1週遅らせても良いよと言われたけれど、遅らせる理由が特に無かったので予定通りにしてもらった。抗がん剤治療は、本当に元気になるためにやってることなのか?と思うほど副作用がつらい。手術や放射線治療もつらいんだけど、慢性的な吐き気や倦怠感、貧血といった「内側のつらさ」は、傷の痛みという外側のつらさとはまた違った種類の苦痛だ。私の場合は食べることが大好きなので、その楽しみがなくなってしまう精神的なつらさが、いろんなしんどさに繋がってくる。と、今からこんな及び腰でどうするという感じなんだけど、今度の抗がん剤治療は半年続く。手術前に受けた抗がん剤は3週間×3クールだった(それだけでもあんなにボロボロになった)、今回は9クールだからビビって当然なんだよね。

とはいえずっと入院しているわけではないから、家での生活が少しでも快適になるように、できることは今よりグッと少なくなってしまうわけだから、と家の整備を細々と進めている。掃除しやすかったり、少しでもごきげんでいられるような家づくり。賃貸だからできることに限りがあるけれど。ルームクリップというアプリが楽しくて、いろんな人のお家の工夫が見られて良い。ホテルライクな生活感のなさも憧れるし、好きなものに囲まれたり花のある生活なんてのも良いなあと思う。それに倣って、小物のトーンを揃えたり収納を工夫したり、好きなものが集まる空間を作ったりと、とても楽しくやっている。夫はこだわりがない人なので、好きにやらせてもらえることが非常にありがたい。

そうそう、‪今日は通院がてら仕事帰りの夫と外食した。いつもスニーカーばっかりで、でも今日は雨が降るって言うものだから久々にレインパンプスを履いたら、夫が「今日おしゃれ靴だ」なんて言うもんだから、嬉しくて撮っちゃったよ。‬よく見てるなあ。そして足首が皆無。f:id:hapimi:20200707152435j:imageでもって雨も降らず曇りで持ち堪えてくれてラッキー。100均で買い込んで荷物たくさんだったから助かった。

 

次は入院の話かな。それでは、また。