鼓動、千々に

闘病記。あした天気になあれ。

「いつまでいきられるのか」って打ったら「いつまで逝きられるのか」って予測変換出て笑う

私が罹患しているがんは結構珍しい部類のものらしい。そう聞いたとき、何故宝くじが当たらないのに、こんな厄介なものを引いてしまったのか、と思ったものだけれど、よくよく考えてみれば試行回数が段違いなので、その例えは全く適切でなかった。でも宝くじは当たって欲しい。いや、何が言いたいかというと、とにかくこれが珍しい病気のために、所謂「闘病ブログ」的なものが全く見つからないのである。私ははてなを利用しているけれど、「ブログといえばAmeba」というイメージがある。実際、アメブロには数多くの闘病ブログが存在していて、その多くはカラフルな装飾や絵文字で個性的にブログを彩っている。エネルギッシュでドラマチック。そんなブログが多いように感じている。がんとの向き合い方という意味ではとても参考になるのだけれど、やはり同じ病で闘っている人を探したくなるもの。でも、アメブロにもTwitterにもほとんどいない...更に問題なのは、ようやく見つけた僅かな人たちのほとんどが、闘病の末に亡くなってしまっているということ。予後不良とは聞いているけれど、ここまでとは...というレベルで亡くなっている。これは相当に落ち込む。

余命については、「データが充分に無いためハッキリと言うことができない」と言われてしまっているので、先のことが全く分からないでいた。ただ、あまり希望は持てていない。結婚10周年に、新婚旅行で行ったハワイにもう一度行くことが夢だったのだけれど、1年先もどうなるか分からないんだよね...だからこそ、毎日毎日を大切に過ごしたいという思いがあるけれど、がん治療中は体調が優れないことも多いから、なかなか難しいところではある。老後資金は2,000万円必要だ、なんて騒がれたことがあった。当然のように老後を心配してせっせと貯金していたけれど、老後とか普通に無理ゲーじゃね?と思うようになった。せめて両親よりは後に逝きたいけれど、それももしかしたらできないかもしれない。五体満足、何の苦労もすることなく育ててくれた結果がこれなんて、親不孝ものだなあ。夫にも本当に申し訳ない。本来なら新婚生活真っ只中なのにこんな状態。生涯の伴侶を得て、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。となるはずだったのに。きっと、愛する人に先立たれることほどつらいことはない。逆の立場だったら、とても耐えられないと思う。

だからせめて、遺された人のためにできることを、今のうちにしておこうと思う。特に残せるものはないけれど、私のことで迷ったり手を煩わせることがないように。エンディングノートでも書こうかな。お金のこととか大事だものね...大した貯金はないけれど。それから通夜や葬儀のこと。直葬希望なんだよね。でも火葬前のお別れの時間は多めにとって欲しいし、別れ花は華やかなものをたくさん入れて欲しい。で、花に囲まれた私の写真を撮って欲しい。f:id:hapimi:20200609220223j:image

それから、遺骨はダイヤモンドにして欲しい。f:id:hapimi:20200609220542p:image0.2ctで40万円程。たかーい。(私のお金使ってください...笑)はじめは指輪とかネックレスにして、身につけていて欲しいと思っていた。でも、アクセサリーには加工せずに、見えるところに飾っておいて欲しい。で、両親や夫が亡くなった時に、一緒に燃やして欲しい。私の火葬前の写真と一緒に。

あれ?手を煩わせないようにと言っている割にやってもらうことが多いような...?笑 今のうちから、ちゃんと整理しておこう。